庭に植える樹木の選び方

アイキャッチ画像「庭木の選び方」シンボルツリー編

家の外構の植栽、どうしよう?
植物の事はよくわからないんだけど、庭に緑が欲しい!シンボルツリーが欲しい!

でも、失敗はしたくないなぁ。。なんて思いますよね!わかります!
私もできるだけ失敗したくないと思ってアレコレ行動しました。

その結果、私がどのように庭に植える樹木や草花を決めたか、その過程をシェアしたいと思います。
今回は、大きく育てたいお庭のメインツリーの選び方です。
素敵なガーデニングライフの一助になりますように。

家の近くに生えている木々を観察する

自分の住まいの近隣に生息する木々や植物を観察することは、とても重要なポイントです。
何故って、自分の庭で生きていける・生き残ってくれる植物を知ることができるからです。

北海道にガジュマルの木を植えたり沖縄でライラックを植えたとしても、暑さ寒さに耐えられず枯れてしまう。
そんな事態に陥らないように、まずは自分が住んでいる場所にどんな植物が生息しているのかをよく観察し、その中から好みの植物や樹木を選ぶようにすると失敗が少ないと思います。

自分の庭の環境を把握する

自分の家の庭はどんな環境か?

日当たり
方角
水はけ

等、様々な環境のお庭があります。
自分の家の庭の環境をよく知ったうえでその環境下でうまく育ってくれる木を選定します。

ちなみに、我が家のフロントガーデンは南向きで日当たり良好。ちょっと当たりすぎかも。。な環境。
特に西に遮るものが何もないので、西日に弱い木には要注意。
水はけはイマイチ。土は黒土。少々粘土質。
関東平野部だけど、冬はなぜか周辺より寒く、霜が降りがち。
バックヤードは日照悪し。
周りより土地が低いため水が溜まりがち。シダ植物が自生する位ジメジメ。
ミョウガが良く育つ。

このようにお庭の特性を羅列してみると「植えちゃダメな木」がわかると思います。

例えば、うちのバックヤードに乾燥を好む植物やオージープランツを植えたとしても枯れるだろうなとか。。。ね。。

近所の森林公園に行く

大抵の自治体には森林公園と呼ばれる樹木の生い茂った公園が整備されています。
庭木を選定する上でこの森林公園がとても良い仕事をしてくれるのです。

大きな公園と限られた面積の庭ではあまりにも違いすぎて全然参考にならないと思いがちですが、なかなかどうして、庭木に人気の樹木も沢山植えられていますよ。
私はお庭に植えたい木が近所の公園に植わっていないか自治体のHPで調べてから見に行ってみました。

近所の森林公園に行く
■樹木の名前を知る■

よく整備された森林公園内の木々には大抵「名札」がつけられています。
この「名札」が重要なのです。
この木が好き!庭に植えたい!と思ったとして、当の木の名前がわからなければ外構業者さんや植木屋さんに植えたい木のことを伝えるのが難しくなります。
森林公園には沢山の種類の植物が植えられています。
(きちんと管理された森林公園であれば)そのほとんどの樹木に名札がついていますので、気に入った樹形や葉の生え方をしている木を探して名札をチェックします。

近所の森林公園に行く
■四季折々の姿を知る■

樹木は季節によって姿を変えるものがあります。
冬に葉を落とす落葉樹を筆頭に、花を咲かせる木、実をつける木など、四季折々いろいろな姿を見せてくれます。
春夏秋冬に森林公園を訪れることによって木々の姿の移り変わりを知ることができるのがとても素晴らしいと思うのです。

その木の「最盛期以外の姿」を愛せるか

結構重要なポイントだと思います。

そして、メンテナンスにどれだけ手間がかかるか、も知ることができます。
落葉樹は秋になると落ち葉の掃除が必須なのは誰もが知るところだとは思いますが、実はそれだけではなく、年に何度も掃除が必要になる木というのも存在します。

■春 花が咲き花が落ちる → 花殻掃除
■夏 実が落ちる → 落ちた実の掃除
■秋 葉が落ちる → 落ち葉の掃除

上記のように3段階掃除が必要な樹木があるという事に、春夏秋冬森林公園を訪れ木々の下を観察することで気づけるでしょう。

※ちなみに上記の例は「ジューンベリー」を思い浮かべながら書きました。

私は森林公園の四季巡りを通して植えたかった木をあきらめた事もあります。
お花が可愛い「エゴノキ」なのですが、エゴノキの開花後に森林公園を訪れその足元に落ちた花殻を見て、『辞めておこう』と諦めました。
1年に複数回掃除の必要なタイミングがある木は私には向かない。潔く諦めよう、と。


これを機に庭の正面に植えるメインツリーは花も実もならない木、雌雄がある木だったら「雄木」(オスの木)を選ぼう。と決めました。
大抵の木は雄木の方が値段が安いので、一石二鳥です。

近所の森林公園に行く
■木がどれだけ大きくなるかを知る■

巨木の筆頭メタセコイア この木を庭に植える猛者はそうそう居ない

森林公園でのびのびと育った木々を見て、WEBサイトやSNS、園芸店で見かけた苗がどれだけ大きくなるか、を知ることができます。
可愛い!素敵!と思って買った小苗も、5年、10年後には手に負えない大きさに成長してしまう事も。
大きく育つ木を隣家との境界付近に植えてしまった場合、お隣さんに迷惑をかける可能性もあります。
そしてその大木を伐採・伐根するのには、かなりのリスク(水道管を壊す・家の外壁を壊す等)とお金がかかってしまうので、成長した木の姿を見ておくことはかなり重要なミッションだと思います。

街路樹を問い合わせてみる

道路に植わっている街路樹に素敵な木があった!!
→自治体に問い合わせてみる

住んでいる場所周辺の街路樹は特に頻繁に目にしている樹木ですよね。
四季折々の姿も自然に目にしていますし、植えられてからかなり時がたっている木の姿もわかっているという点で街路樹に惹かれることもあると思います。
私の住むの自治体には街路樹を管理している課があり、街路樹の名前はそこに問い合わせるようにとHPに記載されています。(問い合わせが多いのかしら??)
ホントにわかるのかなぁ?と思いつつ問い合わせてみると、指定の場所の街路樹名を即答で教えてくれました。すごいー。

ただし。。。街路樹はかなりの強剪定を繰り返して樹形を保っているものもありますので(それがほとんど?)常に注意深く観察し、剪定時期や剪定方法を見極めてから庭に植えても大丈夫か決めるのが良いと思います。

実物を見て買おう!緑化センターに行ってみる

家庭菜園をやっている方なら一度は訪れたことがあるはずの「緑化センター」
自治体やJAが運営している、一般の人でも植木が買える貴重な場所でございます。
ある程度育った植木も販売しているので、こういった場所を訪れて販売苗の実物を見れば植栽計画も立てやすいと思います。

園芸店にも木の苗を販売している所もありますが、そのほとんどが1~2年生の苗。とても小さいのです。
小さい苗の場合、今後どのように育っていくかがわからず、想定外の育ち方をしてしまったり、我流の剪定によってヘンな樹形になってしまう恐れもあるので、できればある程度育った木を植えたい、と私は思いました。
となると、園芸店で買うという選択肢がなくなりますので、緑化センター一択となりました。

同じ樹種でも樹形はいろいろ。気に入った樹形の苗を選びたい。
植木屋さんに樹種だけ指定して買ってきてもらうこともできますが、自分で選びたいの!って場合にこういった場所があると助かります。
私の場合、お庭づくりを始める1年以上前から春夏秋冬複数回足を運んで植えたい木を選定しました。
良い木から売れていきますが、また入荷するし!と思って選定に時間をかけました。
(野菜苗が出回るゴールデンウィーク前後は激込みですので注意が必要です。。)

ただし、自分で持って帰って植えるのはハードルが高すぎます。
私は外構の合い見積もりをとる段階で外構業者さんに
「〇〇緑化センターで選んだ植木を運んでいただいて植栽していただく事はできますか?」
と聞いてOKが出た業者さんに外構をお願いすることにしました。
大抵の業者さんはOKでしたけど、枯れ保証はつきません。念のため。

プロに任せる

私の庭作りにこの選択肢はありませんでしたが、最後に一番っ手っ取り早い庭木の選定方法を。


専門家(外構屋さんや植木屋さん、エクステリア部門のあるお洒落ガーデニングショップ)にまるっと植栽計画を一任してしまうのです。
センスが良い、あるいは自分の理想を具現化する能力がある業者さんを探すのが至難の業だとは思いますが、出会えたらラッキー!是非お願いしちゃいましょう。


メンテナンスまで外注する場合、メンテナンス費用もしっかり用意しておきたいところ。
庭木のメンテナンスってものすごくお高い。
私はお洒落園芸店の庭木メンテナンスの見積もり額を聞いて気が遠くなりました。


参考までに、私の実家の庭(100坪ほどの敷地に5~6m級の木8本位、中低木沢山)のメンテナンス費用は、2日掛りで刈り上げた上、枝葉の処分含め7~8万円です。(2022.11月現在)
知り合いの植木屋さんに直接頼んでこのお値段です。
これが毎年毎年ずっとかかるのです。植木屋さんにツテがない場合、仲介業者のマージンが発生しますので、さらにお高くなります。
かといって、この規模の植栽を自分で全部剪定するなんてとても無理なのです。歳を取るとさらに。

ということで、メンテナンスのことも考えた上で植栽計画を立てたいところですね。

終わりに

お庭づくり、ワクワクしますよね!
緑多き庭って自分の目を楽しませてくれるのはもちろん、通りがかりの誰かを癒す事もあるでしょう。一方でお庭のメンテナンスを放置してしまうと近隣の方々に迷惑をかけてしまう可能性もあるのが困ったところ。。

しっかりとした植栽計画と日々のメンテナンスを心掛けながら、楽しいガーデニングライフをおくりたいと思います~