ゴキブリと私。

それはまだ私がいたいけな少女だった頃。ウチにはお風呂がありませんでした。
幼き私が、どんだけボロイ家に住んでいたか「風呂無し」の一言でお察しいただけるかと思います。

さて、ウチはかつて父方の祖母と敷地内同居をしてい、お風呂は祖母の家に「借り湯」をしておりました。 不便な事です。
祖母の家のお風呂はコンクリートの床に浴槽が置いてあるだけの簡易なもので、ブロックのようなものの上に置かれた浴槽の下には不気味な隙間がありました。 そこからよく蜘蛛などがひょこりと顔を出していたものです。
ある日、幼き私がたった1人でその薄暗く隙間だらけなお風呂に入っていた時の事、洗い場に正座して身体を洗っていると、なにやら足の裏に「ふぁさっ」というか「カサ」というか、とにかく今まで経験したことのない不思議な感触がいたしました。 何!? と思った後、全身に鳥肌が泡立つまでの間が長かったような、一瞬だったような。。。
コシの強い毛束でわしゃわしゃとくすぐられるような感覚が、足から背中にかかる頃にはもう事態は飲み込めておりました。

ゴ キ ブ リ です。

その後のことはよく覚えておりません。。
お湯をかけまくったような気もしますし、それに負けじと奴が何度も何度もこちらに向かって来たような気もします。
思い出すだに恐ろしい。。。 小っちゃい私、可哀想。。涙
かくして私は。。。まぁ、普通にゴキブリはキライです。
でも、トラウマ級に嫌いかといえばそれほどでもなく、その後もゴキブリとの出会いは幾度となく繰り返されました。

ある時は、麦茶を注ごうとしたヤカンの口から麦茶より先に奴が出てきたり(ぎょえー)、 靴を履いたら。。。中に奴が居たり!!! ぞわぞわぞわ!!!! ちょっともう、ひどい環境で育ったな、私。。
とにかく、遭遇率が半端なかったため、奴らをやっつけるスキルはおのずと身についておりました。

そんな私が結婚し、新生活で始めてG様にお目にかかったのは新婚ホヤホヤ賃貸アパートのおトイレでございました。 「ひゃーー!」っと一声叫んだら、寝ていたはずの旦那様がすっ飛んできて、一撃必殺で奴を退治してくれた時の感動は、未だ忘れられません。
脳内に花が咲き乱れました。 なんでも自分でやるしかないと思ってたからなぁ。。。

その時にあらゆる賛辞をつくして旦那様を褒め称え、感謝感激の念を惜しまなかった故か、以来G退治は率先して旦那様が担当してくれるようになりました。
しかし、そんな美しい思い出も今は昔。 無情にも月日は流れ、今や彼は私がG退治可能な事にすっかり気づいてしまったらしく、 「ゴキブリー!」 と叫んでも 「退治しといて」 の一言で済まされる事がめっきり多くなってしまいました。。がっくし。。

※)奴らとの遭遇率は実家暮らし時代とは比べ物にならないほど少なくなってましたよ、念のため。 対策もしてたしね! あんな環境にずっと身をゆだねていたわけじゃないよ!私の名誉のために付け加えておく笑

さてさて、 新居では、どうかアイツら出ませんように!!! ゴキキャップ買おう〜っと!

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